ノートPCの液晶パネル再利用(2019/08/17更新)

前に書いた、妻の壊れたノートPC、DELL Studio 1558 なんだけど、ジャンクとしてヤフオクに出そうかと思ったまま半年ぐらいすぎた。
出品する勇気がないまま、ヤフオクで見ていてもジャンク扱いでの金額のばらつきも大きく、手間だけが気になる。
そうこうしているうちに、元々のスペックは高いので「もったいないお化け」が頭をよぎる。
マザーボードは使えないにしてもCPUは生きているし、液晶もきれい。しかもフルHD。

そうそう、液晶といえば再利用するのってありだよな、ということでググって色々調べて、何とかなりそうだということでノートPCの液晶パネルの再利用にチャレンジを開始。といってもそれほど難しくない。


再利用の例
Frame for an Old Laptop LCD
市販キットによる13.3インチ液晶モニター製作

ということで、暫定的に作成したのがコレ。



SFCに接続して問題なく動作!では、作成を振り返って。

作成までの手順は、
1. 液晶パネルの型式を調べる
2. 上記液晶パネルに対応した液晶コントローラーを探して買う
3. 届いたら接続する。
ざっくり以上で終了する。 他には外装やらスピーカーやらってことになる。

こんなんで作れるとなれば、そりゃぁ、液晶TVとかも値段下がるわな・・・

まずは、液晶を取り出して、ノートPCを分解する。これが一番手間がかかる。何しろネジが多い。 でも、もう何度も分解しているので慣れてきた。

取り出した液晶パネルは、LP156WF1 (TL) (A1)というものだった。

 
LCDコントローラーは、Amazonで選択、沢山あって悩むけど、今回はこれ、冒頭の画像のように、昔のゲーム機を繋げられると良いな、ってRGB入力ができるものを選択。家のTVはサイズが大きすぎて消費電力が心配になるから、これで省電力のゲームモニタになれば最高。HDMIもVGAもついているので超汎用!
TV+PC+HDMI+CVBS+RF+USB LCD コントローラ基板 T.V56.03 15.6インチ~17.3インチ 解像度 1920x1080 LED 40ピン 液晶パネルに対応可能
なお、色々調べてみた結果、「T.V56.03」というのが製品名らしい。電源は別に準備が必要

小さい箱で届く。

リモコン、基盤関係の3点のみ

電源は12Vで2A以上と書いてある。少し破けているのは、破きかけた時に撮影を思い出して撮影したため。
今回は壊れた外付けHDDの電源(12V1.5A)を流用した。コネクタ形状は真ん中ピンなしのメス形状。
Amazonの商品説明にも、12V2A推奨とあって心配したけど、問題なく動作している。
ディスプレイ用のケーブルは接続した状態で届いた。
液晶ディスプレイに接続、起動は問題が無いようで、電源投入で、問題なく表示された。
TVアンテナを接続してみるが、地デジチューナーはついていないので当然映らず。 PCのHDMI接続してみて、映像を表示できるところまでは確認できた。
 さてさて、あとは格好いいフレームを用意しなきゃ!って雑な自分にどこまでできるかな ということで、まずはsutdio1558のディスプレイ外装をそのまま流用して下記を作った。 

外装は、studio 1558のディスプレイ部分をそのまま流用。軽量化の為にWiFiケーブルやら色々と外したけど、ほとんど意味なかった。
そして、ヒンジの内側に入る長さで切った板に、ヒンジをネジ止め、木ネジだと外れそうだったので3mmのボルトで止めた。穴あけとナット用の加工(裏側)をおこなった。これで液晶が自立できる。
コネクタ接続する際に動かないように、基盤も板にネジ止め。スペーサーは必要、5mmぐらい。その他のIR、ボタンの基盤は、全体的な外装を決めていないのでそのまま。
 ただのディスプレイならそのままだけど、音も出したいのでスピーカーを用意。これも同じノートPCから外したもの。
スピーカーを繋げるために、ピンの仕様を確認するためにググると、この基盤の仕様書が見つかった。中国語だけど、大事なところは世界共通の規格で書かれているので問題なく読める。
http://www.vslcd.com/specification/T.V56.03.PDF
接続は4Pinの圧着なので、いらない部品についていたものを流用する。お試しなので、スピーカーのケーブルの圧着外して、そのままPinを強引に挿入してみた。

裏側にこんな感じ置くだけ
※ケーブルを延長して前面に設置した画像を後半に追記しています
そして、SFCと接続、全然問題なく表示できる。



あの薄っぺらいスピーカーも、予想外にいい音を鳴らす。そういえば、元々音の良いPCだった。
(後から確認するともう一個スピーカーが付いているらしい。でも使わないから良いかな)

とりあえず、いったんこれで遊べそう(作ること自体が遊びなんだけど)
材料費は、液晶コントローラー、ネジとかで3100円ぐらいかな。

最初に上げた参考サイトみたいに、アクリルやら額縁やらで格好良く仕上げたいものですが、それはさらに遊びたいと思ったときかな。


ちなみにファームウェア系のサイトも結構見つかる。
どうやら、Sony,LG,SamsungのTVリモコンに合わせる形の物みたい。なのでまぁ関係ない。

いや、楽しかった。

#以下、2019/08/17 更新
作ってから色々と活躍しているので、一つあると結構便利です。で、移動するときとかむき出しのケーブル類が問題になってくるのですが、スピーカーの圧着端子に無理やり差し込んだ仮結線が外れるのが一番の問題だったので対策しました。



 多少面倒だけど、それぞれのケーブルを延長。そして、前面側にホットボンドで固定。

 
ちょっとすっきりしたかなw

KVMの課題:ゲストOSのIPアドレス

KVMね、この前作ったのですが、クローンして増やしたりしています。

で、問題が。

ブリッジ接続で外部接続できるようにDHCPでIPアドレスが割り振られているんだけど・・・・
このIPアドレスがわからないw

色々なコマンド、その他を駆使したけど、
Virshでコンソールログインして確認しないとわからない。なんてことだ!

virshは役割違うとしても、ブリッジコントロールはIPアドレスを抑えてほしいなぁ、こんなところで躓かないといけないとは・・・

OSSの世界って、あれとこれを組み合わせて、機能分割は良いんだけど、かゆいところで問題が出る。

ゲストOS作ったら、virshでログインして ip aして、IPアドレスを確認して、どこかにメモって・・・

これは駄目だ。忘れる。DHCPだからいつか変わるしw

じゃぁ、どこかのVMwareみたいにクライアントにエージェントを入れてみたら連携できるかも。確かqemuってのが、ということでググってREHLのマニュアルに従ってエージェントのインストールをしてみる。

そして、ホスト側からコマンドを打つとIPアドレスがわかる。
Find Guest IP address using QEMU Guest Agent
で、もちっとgrep追加して、
# virsh qemu-agent-command ゲストOS名 '{"execute":"guest-network-get-interfaces"}' | python -mjson.tool | grep '\"ip-address\"'
                    "ip-address": "127.0.0.1",
                    "ip-address": "::1",
                    "ip-address": "192.168.0.36",
                    "ip-address": "fe80::5054:ff:fe29:2bb7",

とりあえずこれで良いか・・・って、コマンド面倒くさいよ!


もっと利便性を上げるのを探すと、こんなのを作ってくれている人もいた。
QEMU guest agentを使って仮想マシンのIPアドレスを取得


利便性は良さそう、でも、これは一般人とは違うちょっとレベルが高いかもです。
訂正
凄い便利です!このスクリプト。自分のレベルが低すぎただけでした。
スクリプトを入れるだけなので最高です。ありがとうございます

あとは、
qemu前提で良いので、WebVirtMgrがIP表示してれくれるようになれば最高なんだけどね

SESAMEスマートロックの新製品

3月に自宅に設置したスマートロックSESAMEの新製品が出るようです。
ASCIIの記事によると、クラウドファンディングで募集していて、あっという間に目標金額達成したようです。
 今まだ申し込めて、新しいSESAMEである SESAME miniが、30%OFFでWiFiモジュール付きで\15,360入手できるみたい。
自分が買ったのがWiFiモジュール込みで\19,200ぐらいだったから、確かに安い。

しかも新製品で、SESAME mini と名の通り、日本住宅向けに小型化w
小型化、というよりも色々なパターンのドアに付けられるようになった感じが強い。

でもね、デザイン的には元(↓)の方が好きだわ

気になるのは、WiFiモジュールも新型になったってこと。
このWiFiモジュールの出来が今一つで、ネットワーク接続関係がうまく働かないことが多いんですよね。
IFTTTで連携しても全然繋がらなかったりするので、これは交換できないか気になるな、半額でも良いけど。
 

PAWN-3360試運転


今日は思わず入手した、新しいマウスの話。
ファーストインプレッションってやつ。

マウスは、LogcoolのG300無印(初期型、赤色のやつ)を使っています。
相当ボロボロになったので他のマウスを試したけれども、このマウスの特徴のボタン配置に慣れてしまった指が拒否反応を起こして何個か無駄になってしまっている。
さて、今回もよくある普通の配置のマウス、どうなるかな?

PAWN-3360は、日本メーカーのマウス。4Gamerの情報を参照。
MW3360搭載で税込5000円以下の「PAWN」レビュー。日本発のゲーマー向け製品ブランド「Ray」第1弾マウスは期待以上の製品だ


PAWN-3360とマウスパッド
PAWN開封

G300との比較、色とかも

使ってみた感想。
まぁ指が慣れるまでは時間がかかったけど、普通には使えている。
ちょっとだけ小ぶりなのが良い感じ。

サイドボタンの位置がもう少し手首側だったら最高なんだけどなぁ

追記
使い始めてから一週間目:G300のボタンに合わせた癖が出なくなった。だいぶ慣れてきた。ただ、なぜかしら親指の付け根が疲れる。持ち方のせいだとは思うけど腱鞘炎になりそうw








姫火山大噴火、小麦色のマーメイド

最近、なぜか松田聖子にはまっている。いまだ現役のこのスーパーアイドル、ふと、今年の夏に「小麦色のマーメイド」のフレーズを耳にしてから、「あの頃」の映像を追い求めてネット上を右往左往。

そして、再認識する「松田聖子」というスーパーアイドル、それを日常的にTVで見ていられてるのを不思議にも思っていないあの頃、TVでチャンネルを回せばどこかで聖子ちゃんが登場していたあの頃、
実は河合奈保子派でも聖子好きだった自分。

当時は、カセットテープで生録音が小中学生の自分の最高技術だったのに、現在YouTubeとかニコニコ動画に上がっている皆さんは神ベータのようです
いまでも視聴に耐えきるし、本当にありがとうございます。

そしてあのころと違うのは、コメント付きで動画が流れてくるので、違う気付きを与えてくれる。
一番衝撃だったのは、当時は生演奏、生歌だったこと。
そんなこと思ってもなかったというか、それが普通だった。
あまりに変?だとレコード流してるよこれ、って言っていたのを思いだす。

姫は、生歌、そして、当時TVの生演奏はレコードを超えたりする驚異の状況。
明らかにレコードよりも良い声、伸び、演奏。いや、これはすごい。

昔の楽曲は厚みが無くて薄いって・・・どこかですか?って思うよ。
というか、聖子ちゃんの声がすごくて全部打ち消すわ・・・

あぁ、いまからでLive見に行きたいなぁ、あの頃に聖子ちゃんに全力投球できなかったって、もったいない青春時代過ごしたなぁ。

ほんと、あの頃の映像をBDで発売してくれないかなぁ
 夜ヒットの裸足の季節、姫火山チェリー、青黒マーメイド、天国のキッス全部、トップテンベストテンのごめんなさい、あぁもどれもこれも・・・・ねぇ



 ニコ動のコメント入りでも、リアルタイム連動コメでもいいのよ



CentOS7でKVM立ち上げ

CentOSのKVM導入はそれなりにWeb上に情報があるけど、まだまだ数が少ない感じです。ただ、かなり前の情報もそのまま生きているのは、それだけ枯れているということで良いのかな。反対に、進化しているか?というとどうなんでしょうね。

なんでKVMかというと、
脆弱性対応の確認で、CentOSのアップデートや再インストールとかやっていたけど、いちいちゼロベースで再構築するのがものすごく大変。
サーバにしているNUC5PPYHには、ディスプレイもマウスもキーボードも繋げていないので、毎回繋げなおし、Windowsで情報を見るのも画面切り替えながら、と面倒。一番面倒なのは、高速ブート設定をしていたので再起動しただけではBIOS画面に入れないってとこ。コンセント抜いてから再起動しないとブートメニューも出せなくて、DVD選択できないから、orz ってなる

とかなんとかに加えて、元々、家庭用のファイルサーバとして使っているから、毎回sambaの再構築、外付けDiskの設定とか、もう面倒で。

ということで、テスト用環境づくりに仮想化の導入。ESXiとか、VirtualBoxその他考えたけど、なんとなくKVM。

では、KVMの導入をサラリと。躓きポイントを中心にその他は省略していきます。

KVMの導入
これは、Web上の情報を参照するとほぼ問題なくできそうです。
公開してくださっている皆様ありがとうございます。

構築する環境が仮想化対応しているかの確認は、下記のサイトを参照しました。
仮想マシン構築(KVM) - CentOSで自宅サーバー構築

KVMのインストール、環境構築は、できるだけ近いバージョンのを見るのが大事なので、最初は下記のサイトを参照しました。
CentOS 7.4でKVM構築(基盤構築~仮想マシンインストールまで)

ブリッジの作成がnmcliコマンドラインでシンプルなのと、サイトのデザインが特に気に入ってます。
が、ブリッジ作成以後が、GUI構築で構築と予想外の展開!

ゲストOSの構築以降は、こちらのサイトを参考にさせてもらいました。
CentOS7上にKVM環境を構築する (CUI環境)
が、なんか上手くいきません。

掲載されている作成コマンドで、OSのディスクをCentOS7.5のものに変えて実行しても、ISOが見えないという問題が発生。

% sudo virt-install --connect=qemu:///system \
--name=centos7 \
--vcpus=1 \
--ram=512 \
--accelerate \
--hvm \
--disk path=/var/lib/libvirt/images/centos7.img,size=20,format=qcow2 \
--location='/tmp/CentOS-7-x86_64-Minimal-1511.iso' \
--network bridge=br0 \
--nographics \
--extra-args='console=tty0 console=ttyS0,115200n8'

実行すると、下記のようにインストール設定画面で3番が[!]となる。

==============================================================================
Installation

 1) [x] Language settings                 2) [x] Time settings
        (English (United States))                (Asia/Tokyo timezone)
 3) [!] Installation source               4) [!] Software selection
        (Processing...)                          (Processing...)
 5) [x] Installation Destination          6) [x] Kdump
        (Automatic partitioning                  (Kdump is enabled)
        selected)                         8) [x] Root password
 7) [x] Network configuration                    (Password is set.)
        (Wired (eth0) connected)
 9) [ ] User creation
        (No user will be created)
  Please make your choice from above ['q' to quit | 'b' to begin installation |
  'r' to refresh]: 3
==============================================================================

3番を選択してISOを設定しようにも、No mountable devices found と出てできない。
4番を選択してもMinimal Install 一つで何もできない
この状態ではインストールができないで終わってしまう。

と、解決策としてISOのマウントをググるも情報なし。再試行すると、最初のころは3も4も[x]となっていたりするので、表示か何かの問題のような・・と、リフレッシュの r を入力してみても変わらない。
もしかしてと思って、やっていなかった9番のユーザ作成までして戻ると今度はぜんぶ[x]に!
このタイミングで b でインストールが正常開始。全項目入れろ!ってことなんですかね・・・

ゲストOS構築完了までは、結構我慢待機(10~20分ぐらい?)

WebVirtMgr
 続けて、CUIだけでは辛いのでWebVirtMgrの導入までやってみました。
 こちらもこのサイトが参考になります。
KVMをWebから操作できるようにする(WebVirtMgr)
もう、ポイントだけ。
最初のyum install は、epel-releaseなので導入済ならエラーになります。

firewall でhttp通信をあけておきます。
firewall-cmd --permanent --zone public --add-service http
firewall-cmd --reload

SELinux はEnforcing運用がデフォルトなのできちんと設定しておく。
・/var/www/webvirtmgr/ の作成(mv)後のタイプ変更(vir_tになってたりする)
sudo restorecon -R /var/www/webvirtmgr/
・httpの通信許可
setsebool -P httpd_can_network_connect on

これで何とかなった。
もっと使って慣れないとわからないこと多いな。慣れるとわからなかった所を忘れるんだけどね。