チャレンジパッド2の液晶パネルの再利用

前回チャレンジパッド2の液晶をPCに繋げるようにしました。

そのままでは、ということで、仮で液晶ケースを作成しました。ダンボールですが(笑) 

液晶ケース(仮) w

大きめのダンボール1枚を2つ折りにして液晶パネルを挟み込む感じです。左右と上部をテープで貼り付けておさえています。

背面は、LVDS用の穴と、念のためにタッチパネルの端子も出せるように穴をあけて、LCDコントローラ基板保護用に段ボールをくるりと巻いたものを付けました。ダンボールと基盤は100均のグルースティックで取付。

しかし、LCDコントローラ基板は、HDMIコネクタが固いためケーブルの抜き差しに耐え切れずグルーガン接着がぽろっと外れました。画像右上に基盤がはみ出ているのがその状態です。

 チャレンジパッド2との全体サイズ比較と画像比較

下の画像で、画面サイズは同じままで、全体はチャレンジパッド2よりも3~4cm小さくなってます。ちょうど良さげな感じです。

画質は、基盤を全くいじらない状態が下記で、チャレンジパッド側と全く異なる感じになってます。チャレンジパッドの画質になれていたので、あまりの濃さにびっくりしました。色々いじったけど、思ったような画質、というか、正しい色合い、ってのが良くわからないです(◎_◎;)

画質はあれですが、一旦これで使えるようになりました。

でも、23インチの液晶の横にこれがあってもイマイチ使いどころがわからない感じです。
Androidの方が気軽に使えるかなぁ・・・

あとは、ラズパイに繋げて・・・となるとタッチパネルもね。ってなりそうで、気力が湧いたら頑張ろう。

 

チャレンジパッドの液晶モニター化の実験

前回書いた、Aliexpressで購入した液晶コントローラ基板やケーブルが予想以上に早く配送されてきました。Aliexpress GJです。

ということで、早速、チャレンジパッド2の液晶モニター化を実験してみました。


ちなみにチャレンジパッドの有線での液晶モニター化についてはほとんど記事やYoutubeでの動画がありませんので何か問題があるのかもしれません。

なお、ここで書いてあることは、あくまでも個人で試験的に実施していることなので注意してください。

サブディスプレイ化成功!ケースが汚い(笑)

対象のチャレンジパッドは、チャレンジパッド2形名がTAB-A03-BR2です。

私のこのチャレンジパッド2の液晶パネルは、 M101NWWB RC というモデルでした。調べると、M101NWWBは、R0,R3,R4,R6,R8,RCと複数の種類があるようです。

対応する液晶コントローラ基板の調査と購入

Amazonや Aliexpressで”M101NWWB RC”に対応する液晶コントローラ基板を探しましたが、”R0","R3","R6"には対応していても、”RC”に対応したものが見つかりません。

なんでだろう、と調べてみると、この”RC"はLVDSのコネクタの形状が他のものと異なっていました。分解した画像を見ると、コネクタ形状がLVDSコネクタではなくてFPCコネクタとなっています。つまり、フレキシブルケーブルのまま、ということです。

右下の白い幅広のケーブルがディスプレイ接続のフレキシブルケーブル

としても、この"RC"やFPCコネクタはあまり汎用的ではないのでしょうか、ボードとケーブルがセットになったものが見つかりません。

左がLVDSコネクタ、右がFPC

では、ケーブルだけは売っているのか?とAliexpressを調査開始しました。
調査するケーブルは、LVDS FPC 40pin 1ch 8bit に対応したものとなります。

しかし、対応するケーブルがなかなか見つかりません。そして、最初はデンマークかどこかのAliexpressで1個見つかった感じだったのが、2,3日も探していると、”M101NWWB RC” だけで何故か複数ヒットし始めました(謎)。

対応するケーブルは、送料も含めると約1,000円となります。液晶コントローラ基板がケーブルセットで約2,500円で、同じ液晶コントローラ基板でも単体で売っているものは1500円ぐらいなので、意外とケーブルが高いことがわかります。

合わせると3500円と想定以上に費用が掛かります。しかし、自分でFPC形状に変えるのはハードルが高いので、ここは大人しく購入することにしました。コロナ禍でお出かけしていないので多少の(無駄になるかもしれない)出費は良いでしょう。

最終的に購入したのは、HDMI入力のみの”M101NWWB R0,R3,R6”対応の液晶コントローラ基板と、上記のLVDSケーブルです。調査開始から購入までには約2週間かかりましたが、私にしては早い方でした。
が、やはり多少の落とし穴がありましたので、それは後で書きます。

そして、品物は10月到着予定が早まって9月初となりました。想定外の速さでした。嬉しいです。

検品

早々に到着した商品を嬉々として使用し始めます。

最初に到着した液晶コントローラ基板についてるLVDSケーブルは紛れもなくVDSコネクタでした。試しに液晶のFPCコネクタに入れようとしてみましたが無理でした(笑)

次に基盤をまじまじ見ているとあることに気づきます。なんとスピーカー出力のコネクタがありません。基板上には対応するプリントがあるのですが、部品がついていない。実は、これに気づくまで、右下の4ピンがスピーカー出力だと思い込んでいました。Aliexpressで調べるとコネクタが付いていたりなかったりですので、これは今後同様な購入をする場合は要注意です。


上側にスピーカー出力があるが、ICや出力コネクタが実装されていない!

次に、LVDS ケーブルが届きました。こちらはさくっと先の液晶コントローラ基板に接続できるかと思いきや、コネクタがちょっと違いました(笑)。単品購入のケーブルは、6ピンと2ピンに分かれています、これでは液晶コントローラ基板に接続できません。

↑が液晶コントローラ基板に付属の物
  
こちらが別に購入したもの。電源接続側が2個に分かれている。

 とりあえず、液晶コントローラ基板に付いてきたLVDSケーブルと同じように、1個だけ別になっている線を6ピンに付け替えます。

さて、次に動作確認を実施します。

動作確認

 今回は動作確認をするだけなので、チャレンジパッド2はカバーを外しただけにしました。元々ついていたフラットケーブルを外して、LVDSケーブルを接続します。


電源は、以前のノートPCのモニタ化の時に使用した12V2Aの電源を利用しました。
そして、HDMIを接続して・・・


はい、動作しました。全く問題ありません。
ただ、音がしない、タッチパネルが動作しません。チャレンジパッド2の見た目のままだと手で操作しようとしてしまうので体がムズムズします(笑)

今後

とりあえず小さいサブモニターを作れることが確実になりました。3500円は無駄にはならなかった。
残る課題は、モニターのフレームを作成です。チャレンジパッド2のケースそのままだと大きいですからね~
あと12V電源の確保もですね。

加えて、音が出るようにしたいけど、それなら新しい液晶コントローラ基板を買った方がよさそうなのでしばらくペンディング。ただ、音が出せれば他にも用途が広がるのですけどね。にしても電源の問題もありますね。USB給電できないとな、デス。
タッチパネルは、見送り。もう少し暇(やる気)になったらRaspberry PiかArduinoで4ピン直接接続して実験かな。

あとは、実際の使い道を決めるだけです(笑)

今回はここまで。