CentOS7でKVM立ち上げ

CentOSのKVM導入はそれなりにWeb上に情報があるけど、まだまだ数が少ない感じです。ただ、かなり前の情報もそのまま生きているのは、それだけ枯れているということで良いのかな。反対に、進化しているか?というとどうなんでしょうね。

なんでKVMかというと、
脆弱性対応の確認で、CentOSのアップデートや再インストールとかやっていたけど、いちいちゼロベースで再構築するのがものすごく大変。
サーバにしているNUC5PPYHには、ディスプレイもマウスもキーボードも繋げていないので、毎回繋げなおし、Windowsで情報を見るのも画面切り替えながら、と面倒。一番面倒なのは、高速ブート設定をしていたので再起動しただけではBIOS画面に入れないってとこ。コンセント抜いてから再起動しないとブートメニューも出せなくて、DVD選択できないから、orz ってなる

とかなんとかに加えて、元々、家庭用のファイルサーバとして使っているから、毎回sambaの再構築、外付けDiskの設定とか、もう面倒で。

ということで、テスト用環境づくりに仮想化の導入。ESXiとか、VirtualBoxその他考えたけど、なんとなくKVM。

では、KVMの導入をサラリと。躓きポイントを中心にその他は省略していきます。

KVMの導入
これは、Web上の情報を参照するとほぼ問題なくできそうです。
公開してくださっている皆様ありがとうございます。

構築する環境が仮想化対応しているかの確認は、下記のサイトを参照しました。
仮想マシン構築(KVM) - CentOSで自宅サーバー構築

KVMのインストール、環境構築は、できるだけ近いバージョンのを見るのが大事なので、最初は下記のサイトを参照しました。
CentOS 7.4でKVM構築(基盤構築~仮想マシンインストールまで)

ブリッジの作成がnmcliコマンドラインでシンプルなのと、サイトのデザインが特に気に入ってます。
が、ブリッジ作成以後が、GUI構築で構築と予想外の展開!

ゲストOSの構築以降は、こちらのサイトを参考にさせてもらいました。
CentOS7上にKVM環境を構築する (CUI環境)
が、なんか上手くいきません。

掲載されている作成コマンドで、OSのディスクをCentOS7.5のものに変えて実行しても、ISOが見えないという問題が発生。

% sudo virt-install --connect=qemu:///system \
--name=centos7 \
--vcpus=1 \
--ram=512 \
--accelerate \
--hvm \
--disk path=/var/lib/libvirt/images/centos7.img,size=20,format=qcow2 \
--location='/tmp/CentOS-7-x86_64-Minimal-1511.iso' \
--network bridge=br0 \
--nographics \
--extra-args='console=tty0 console=ttyS0,115200n8'

実行すると、下記のようにインストール設定画面で3番が[!]となる。

==============================================================================
Installation

 1) [x] Language settings                 2) [x] Time settings
        (English (United States))                (Asia/Tokyo timezone)
 3) [!] Installation source               4) [!] Software selection
        (Processing...)                          (Processing...)
 5) [x] Installation Destination          6) [x] Kdump
        (Automatic partitioning                  (Kdump is enabled)
        selected)                         8) [x] Root password
 7) [x] Network configuration                    (Password is set.)
        (Wired (eth0) connected)
 9) [ ] User creation
        (No user will be created)
  Please make your choice from above ['q' to quit | 'b' to begin installation |
  'r' to refresh]: 3
==============================================================================

3番を選択してISOを設定しようにも、No mountable devices found と出てできない。
4番を選択してもMinimal Install 一つで何もできない
この状態ではインストールができないで終わってしまう。

と、解決策としてISOのマウントをググるも情報なし。再試行すると、最初のころは3も4も[x]となっていたりするので、表示か何かの問題のような・・と、リフレッシュの r を入力してみても変わらない。
もしかしてと思って、やっていなかった9番のユーザ作成までして戻ると今度はぜんぶ[x]に!
このタイミングで b でインストールが正常開始。全項目入れろ!ってことなんですかね・・・

ゲストOS構築完了までは、結構我慢待機(10~20分ぐらい?)

WebVirtMgr
 続けて、CUIだけでは辛いのでWebVirtMgrの導入までやってみました。
 こちらもこのサイトが参考になります。
KVMをWebから操作できるようにする(WebVirtMgr)
もう、ポイントだけ。
最初のyum install は、epel-releaseなので導入済ならエラーになります。

firewall でhttp通信をあけておきます。
firewall-cmd --permanent --zone public --add-service http
firewall-cmd --reload

SELinux はEnforcing運用がデフォルトなのできちんと設定しておく。
・/var/www/webvirtmgr/ の作成(mv)後のタイプ変更(vir_tになってたりする)
sudo restorecon -R /var/www/webvirtmgr/
・httpの通信許可
setsebool -P httpd_can_network_connect on

これで何とかなった。
もっと使って慣れないとわからないこと多いな。慣れるとわからなかった所を忘れるんだけどね。

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