1週間たちましたが、先のCentOS7でNUCのWiFiを認識させる件を整理しておきます。
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CentOS7はminimumインストールを前提に、以下の対応が必要
- iwlwifiのバージョン確認とインストール
- カーネルのバージョンアップ
- wpaの設定
- NetworkManager-wifiのインストール
4は、ほとんど情報が無かったので見つけて試して動いたときはとてもうれしかったです。
なお、本文中記載の「現時点」は、2015/08/15前後となります。
Intel NUC NUC5PPYHの基本情報
Intel® Wireless-AC 3165 M.2 2230, wireless antennas(IEEE 802.11ac, Bluetooth* 4, Intel® Wireless Display)
AC3165 は、7265と同系列らしい
iwlwifiのバージョン確認
以下のサイトで、WiFiのドライバの有無とカーネルバージョンを確認Linux wireless
現時点では、AC3165は以下の記載があるので、カーネル4.1以上が必要
Intel® Wireless 3165 (starting from firmware XX.XX.13.0 and kernel 4.1)
ここでは、iwlwifi-7265-ucode-25.30.13.0.tgzを解凍後インストール。
実際は、カーネルのバージョンアップ後のバージョンにあわせる必要がある。
# cp iwlwifi-*.ucode /lib/firmwareで、コピーして、リブート。
# reboot
カーネルのバージョンアップ
iwlwifiで調べたカーネルまでバージョンアップさせます。バージョン指定が出来るかは不明。以下のサイトを参考にそのまま実施すると、現時点は4.1にアップされました。
http://bipinkdas.blogspot.jp/2015/02/centos7-upgrading-kernel-to-319.html
現在のカーネル
# uname -a Linux myfileserver 3.10.0-229.11.1.el7.x86_64 #1 SMP Thu Aug 6 01:06:18 UTC 2015 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
アップデート後、
# uname -a Linux myfileserver 4.1.5-1.el7.elrepo.x86_64 #1 SMP Tue Aug 11 07:49:00 EDT 2015 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
認識しているか確認する
認識している場合、nmcliで、タイプにwifiが出てくる。
# dmesg | grep iwl [ 3.458501] iwlwifi 0000:02:00.0: loaded firmware version 25.30.13.0 op_mode iwlmvm [ 3.493097] iwlwifi 0000:02:00.0: Detected Intel(R) Dual Band Wireless AC 3165, REV=0x210 [ 3.493171] iwlwifi 0000:02:00.0: L1 Disabled - LTR Disabled [ 3.493344] iwlwifi 0000:02:00.0: L1 Disabled - LTR Disabled [ 3.598461] ieee80211 phy0: Selected rate control algorithm 'iwl-mvm-rs' [ 3.708865] iwlwifi 0000:02:00.0 wlp2s0: renamed from wlan0 # nmcli d デバイス タイプ 状態 接続 enp3s0 ethernet 接続済み enp3s0 lo loopback 管理無し -- wlp2s0 wifi 管理無し --
iwlwifiのインストールバージョンが合っていないと以下になる。
#dmesg | grep iwl [ 3.496040] iwlwifi 0000:02:00.0: Direct firmware load for iwlwifi-7265D-13.ucode failed with error -2 [ 3.496067] iwlwifi 0000:02:00.0: request for firmware file 'iwlwifi-7265D-13.ucode' failed. [ 3.496154] iwlwifi 0000:02:00.0: no suitable firmware found!
wpaの設定
これは流れで作業したので、必要性というか、設定がコレだけでよいのかよくわからない。暗号化でWPAを使っていたら必要という雰囲気はある。
/etc/wpa_supplicant.conf を設定する。サイトによって、/etc/supplicant/supplicant .confとなっている。
キーの暗号化が必要なので以下のコマンドで暗号化。といっても
# wpa_passphrase [ssid] [password]
の出力結果を /etc/wpa_supplicant.confに丸ごと書き込むだけ。その後、サービス再起動を行う。
# systemctl restart wpa_supplicant.service
NetworkManager-wifiのインストール
yumで調べて、インストールしてリブートする。成功すると、nmcliでの状態表示が「管理無し」から「切断済み」に変わる。
# nmcli d デバイス タイプ 状態 接続 enp3s0 ethernet 接続済み enp3s0 wlp2s0 wifi 切断済み -- lo loopback 管理無し --
コネクトしてみる
# nmcli d wifi connect [ssid] password [password] # nmcli d デバイス タイプ 状態 接続 enp3s0 ethernet 接続済み enp3s0 wlp2s0 wifi 接続済み [ssid] lo loopback 管理無し --
切断コマンド
# nmcli d disconnect wlp2s0WiFiネットワーク表示
# nmcli d wifi
と、以上でまとめ終了。
大変参考になりました。ありがとうございます。なお、NUC5CPYH ですが、wpa_supplicant の設定はなしでも接続できました。
返信削除・ここのページの情報
・ https://docs.fedoraproject.org/en-US/Fedora/20/html/Networking_Guide/sec-
Connecting_to_a_Network_Using_nmcli.html
・ http://fedoraproject.org/wiki/Networking/CLI
を元に、以下のコマンド入力で接続できたはずです(途中何度かリブートはしましたが、タイミングをはっきり覚えておらず…)。
(前提) カーネルのバージョンアップおよびそれに合わせた iwlwifi-*.ucode の導入まで実施済み。
※IP address 等は記入例。敢えて日本語にしてある部分は環境に合わせて書き換え。
# nmcli con add con-name 接続名 ifname wlp2s0 type wifi ssid SSID ip4 192.168.1.11/24 gw4 192.168.1.1
# nmcli con modify 接続名 wifi-sec.key-mgmt wpa-psk
# nmcli con modify 接続名 wifi-sec.psk パスワード
# nmcli radio wifi on
# nmcli connection up id 接続名
なるほど、環境壊すの怖くて試してませんでしたが、貴重な情報ありがとうございます。
返信削除また、接続先の設定も出来るんですね~、これは複数NW使うときには助かりますね。